日本大学
文理学部応用数学科卒
1997年4月入社
緊張感漂う医療現場に立ち向かう。
- 「手術室情報システム」について教えてください。
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一言でいえば手術患者の情報を管理するシステム。
麻酔の量や所用時間・輸血状況・使用器材といった手術情報と、手術中の心拍・血圧・脳波などの監視データ、常用薬やアレルギーの有無などの患者の属性情報とを統合して管理します。
患者の情報をさまざまな医療機器から直接取り込んで、リアルタイムにグラフや表に変換。 別のドクターが監視端末から手術中の患者の状態をチェックすることもできるんです。 - 病院で手術に立ち会うこともあるのですか?
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ええ。
そのたび、とても厳しい現場だと実感します。
なんといっても、命を預かるんですから。
病院スタッフから、良くなってほしいという願いや、ミスは許されないといった緊張感が直接伝わってきます。 手術後の患者に必死に話しかけて励ますナースの姿に、仕事を超えた人間の温かさを感じますね。
そんななかにいると、このシステムが少しでも役に立てばと、僕も祈るような気持ちになる。 医療現場の常識や専門用語と闘いながらドクターたちの要求を汲みあげるのはほんとうに大変だけど、満足してもらったときは感動ものです。 - 医療現場ならではの緊張感ですね。
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だから、システムづくりも大変です。
たったひとつのバグでも重大な事態を引き起こしかねない。
それに、扱うデータがなにしろ膨大な量なんです。 手術中は1分間に70項目からのデータがデータベースに流れ込みます。 10時間を超える手術もざらで、データを正確にしかもリアルタイムにモニタリングするには、当然パフォーマンス面での配慮も欠かせません。
このシステムを実際に使用するのはドクターやナース。 手術は一刻を争う現場ですから、いちいち細かい作業などしていられない。 ビジュアル化をすすめ、タッチパネル、カードリーダー、マウスドラッグなどを使って、最小限の操作ですむような設計を心がけています。 直感的に何を操作すればよいのかわかるような画面づくりは、腕の見せどころですね。 - 医療事業分野について印象は?
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医療分野全体としては、標準化という面では遅れているように思えます。
医療資料を調べても検査項目の呼び方や単位が統一されていないことが多いし。
院内や医療機関同士のシステム化という点でも、企業などに比べてまだまだですね。
その分、私たちの力がさらに必要とされる分野であるとも言えるんですが。
個人的には、コンピュータの特性を生かして、患者自身がより楽に・より便利に・より確かに情報が得られるシステムの開発をやりたいと思っているんです。 例えば、電子カルテを一歩進めて、生涯データを患者が管理できるようなシステム。 そうすれば、転院するときにも診断書等がいらなくなるし、医師もより確かな診断ができるでしょう?
僕の夢がいつ実現できるかはわからないけど、これからも患者やドクター、使う人の立場に立ったシステム開発に携わっていきたいですね。 - ISPの業務スタイルについて感想をきかせてください。
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自分のやりたいことができる環境があるんじゃないかな。
「何々をやりなさい」といったような風土ではないですね。
だから自然に自分で考え、時間をつくりだし、能力を高める努力をするのかもしれない。
確かに自由がある。 しかし自己管理能力が問われる職場でもあります。
同僚から一言!
彼は、常に「人間本意のシステム開発」を意識している。
画面ひとつを作るにしても、かならず大勢の目で使い易さを慎重にチェックするんです。
そういう姿勢は大いに刺激になります。負けちゃいられませんね。
ところで彼、一見すごくまじめな印象を受けるのですが、同期のなかではムードメーカー。
競馬と愛妻の話になったら、もう止められない。
ISPは仕事とプライベート両方に全力投球する人が多いけど、彼はまさにそういったタイプの代表選手だと思いますよ。




