所員の声

白崎和也(写真)

医療Webシステム 白崎和也

入社3年目のエンジニア実像

学習院大学大学院
自然科学研究科物理学専攻修士課程修了
2007年4月入社

お母さんと赤ちゃんと医療のために、ITを役立てています。

まずは自己紹介から
大学院では、物理的にセキュアな量子暗号の実証実験に打ち込みました。 実験用のプログラムを組む必要があり、独学でC言語を習得しました。基本が身についたという程度ですが。 プログラムをつくってシステムを動かすのが楽しかったので、IT業界への就職を志望。大手よりも一人あたりの仕事の範囲が大きいと思って、中堅のIT企業に的を絞りました。
ISPに決めたのは、エンジニア全員が理系出身で技術志向に徹しているし、風土も大学の研究室のような感じで、理系の肌にぴったり合うと感じたからです。
プライベートでは年に100冊以上、政治・経済から歴史・文芸・科学・漫画まで多様なジャンルの本を読んでいます。ファッションも好きなので、読書に飽きたら街に出てショッピングで気分転換をしています。
母体・胎児に関わる医療をサポートするシステムを開発
新入社員研修が終わる頃にプロジェクトがスタートしたので、最初から参画できました。 主要メンバーは10歳ほど年上のマネージャと私の2人。 規模が大きくないぶん、すぐにお客様との会議に参加して要件定義から設計、テスト、病院への導入、運用フォローまで、一連の流れを体験することができました。 ラッキーでしたね。
このプロジェクトは、母体・胎児に関わる医療現場で医師や看護師の業務をサポートするシステムの開発です。 まず、単独で動く元のシステムをWebシステム化。 部門システム内でしか参照できなかったデータをWebブラウザを使っていろいろな場所、例えばHIS(病院情報システム)の端末などから閲覧や検索ができるようにしました。 次に、紙に記録され、紙のまま利用されていたデータを電子化。 医師が所見を付加してレポートを作成できるようにするなど、利用方法を大きく広げました。 いろいろメリットの多いシステムに生まれ変わったことで、ご利用の医療機関から「便利だ」「ラクになった」との評価をいただけました。
医療現場のシステム化を通して、お母さんと赤ちゃんのお役に立てるわけで、やりがいがあります。
開発者の目とユーザの目、両方の視点が必要だと気づく
まだ配属されて間もない頃、お客様がお使いになっている既存システムの機能拡張案件に携わった時の話です。 お客様が提示されたご要望に基づき、私は開発者の視点から仕様を検討しました。 すると、既存システムと当社が開発するシステム、全体の運用を想定した場合に、両者の連携部分に微妙に気になるところがあって…。 でも、当時はユーザの運用に関する知識が不足していたため、問題点を明確にできないまま、「あくまで開発側の視点で検討すれば十分だろう」と思って進めてしまったのです。
ところが連携テストの段階になって、気になっていた箇所の仕様に(やはり)不備があったことが判明。 急遽、仕様変更・修正を行うという事態を招いてしまいます。 「あの時、もっと突き詰めておけば良かった。 仕様は開発者の視点だけでなく、ユーザサイドの視点まで含めて、幅広い目で検討することが大事なんだ」と痛感して、いい教訓になりました。
データのやりとりを工夫して10倍も速く動くように…
他システムとのデータ連携テストをしていた時の話です。 単独の接続では問題なく動くのに、複数接続すると想定以上に動作が遅くなるという問題が発生。 どんな現象が起きているのか詳細な解析を行ったところ、こちら側からのデータ取得要求が増大すると、他システム内部で処理しきれず時間を要していることが判明しました。 他システムは私たちの作成したものではないので修正することはできません。 こちら側の修正で解決できないか模索するうち、ちょっとしたひらめきがありました。 頻繁にやりとりするデータを、こちら側でキャッシュを上手く使って工夫すれば、他システムとの間のトラフィックがスムーズになるのではと思いついたのです。 試してみたら、想定通り動作が10倍も速くなり、確かな手応えを感じました。
問題にぶつかり、解決する仕組みを考え、適用してうまくいった時の喜び。 これがITエンジニアのいちばんの醍醐味ではないでしょうか。 ただし、なかなかそうはいかなくて苦心する時が多いのですが(笑)、私は苦心も楽しみのうちだと思って、前向きに取り組むようにしています。